第4回21世紀ミュージアム・サミット 100人で語る美術館の未来〜作品と人をつなぐ回路の設計にむけて〜…湘南国際村センター

日本やアメリカ、フランスの美術館の実践例を基に、美術館は今何ができるのかを考えるシンポジウム。2010年2月27日(土)、2月28日(日)※申込締切:2月10日(水)
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「人々が本当に求めている美術館体験は何か」という観点から、これからの美術館像を考えます。美術の専門家の多くは、美術館で最も充実した気持ちを味わう瞬間は、作品が生み出す異次元空間においてもたらされると言います。目の前にある作品が表現する世界のみならず、作品を媒介として描いた人への深い共感や、その作品の前に立って自分と同じような想いを抱いたであろう他者との結びつきを感じるなど、心や精神や魂と密接にかかわるやり取りが起こる空間として、美術館を捉えているのです。誰にとっても、美術館における本当の喜びとは、異次元を経由して他者の生命とのやりとりが生まれることではないでしょうか。しかし、誰もが一度きりの美術館体験から、このような異次元空間を感じることができるわけではありません。
 もし、このような美術館体験を希望する人々がいたとしたら、美術館は今何ができるのでしょうか。日本やアメリカ、フランスの美術館の実践例をもとに紐解いていこうと思います。そして、より多くの人々が美術館のもたらす本質的な喜びを理解し、その文化的な実践の中に入り込むことこそが、豊かな文化の創造につながるということを、皆さんと一緒に展望します。
(かながわ国際交流財団HPより)
http://www.k-i-a.or.jp/museum/index.html

日時:2010年2月27日(土)・2月28日(日)各日とも10:00〜18:00(開場9:30)
会場:湘南国際村センター
http://www.shonan-village.co.jp/access.html
定員:80名 (両日参加できる方)
参加費:一般2000円、博物館関係者・学生1000円
申込方法(要事前予約):
参加申込書に必要事項を記入の上、下記の申込先まで送付。(申込多数の場合、抽選)

プログラム:
2月27日(土)10:00〜18:00(9:30開場)
10:00 開会挨拶:福原義春
10:05 オープニング
10:20 基調講演「あさっての美術館(仮)」基調講演者:鷲田清一
11:10 休憩
11:20 ワールド・カフェ「美術館はあなたにとってどんな場所ですか?」
ファシリテーター:川口大輔、講評:鷲田清一

13:00 昼食

13:50 事例報告
◎イザベラ・スチュワート・ガードナー美術館の事例「アートを通して考える」上映(20分)
 報告:マーガレット・バーチュネル
※アートを見ることによって、小学4年〜5年生の子どもの批判的思考法−観察力、解釈、連想力、問題解決、柔軟な思考法を含む−を活性化できることを明らかにした教育プログラムの研究調査。MOMAなどでも活用されているヴィジュアル・シンキング・ストラタジー(VTS)の考案者であるアビゲイル・ハウゼンとフィリップ・ヤノワインも協力。
         
◎神奈川県立近代美術館の事例「鎌倉の立てる像たち」、「拝啓鬼様」上映(20分)
 報告:稲庭彩和子
※14歳の子ども達が絵を鑑賞しながら、次第に自分自身や他者の在りように気づき、思考を巡らす短編ドキュメンタリー。小学5年生から学級運営に取り入れられた作品鑑賞の時間。次第に彼らは絵の前に一人で佇むことを覚え、時には友達と意見を交わしながら作品世界を楽しむようになった。ドキュメンタリーの背景には3年間に渡る美術館との交流がある。2本の映像は、神奈川県立近代美術館の所蔵品を代表する松本竣介の《立てる像》や、斎藤義重《鬼》を鑑賞した様子を紹介するものである。
    
◎ルーヴル美術館の事例「クラス・ルーヴル」上映(52分)
 報告:フレデリック・ルサール
※パリのベルグソン高校では、ルーヴル美術館の作品を利用しながら一年を通して全教科を学ぶ「ルーヴル・クラス」というプログラムがある。絵の前で無駄口を叩き、ケンカをする、どこにでもいる高校生たちが、絵と向かい始める。ルーヴル美術館を舞台に学ぶ、世界で最も贅沢な高校生たちが、1年間の最後に得たものとは—。
      
        
17:00 ◎パネル・ディスカッション 議長:高階秀爾
     パネリスト:マーガレット・バーチュネル、稲庭彩和子、フレデリック・ルサール
17:50 事務連絡
18:00 第1日目終了
18:30 レセプション

2月28日(日)10:00〜18:00(9:30開場)
10:00 オリエンテーション
10:10 基調講演「絵をみることはどういうことか」基調講演者:佐伯胖
11:00 休憩
11:10 ワールド・カフェ「美術館の未来」講評:蓑豊

12:40 昼食

13:40 パネル・ディスカッション「人と作品がかかわりあうことの意味とは何でしょう」
    議長:建畠晢
    パネリスト:佐伯胖、高階秀爾、蓑豊、山梨俊夫、一條彰子、マーガレット・バーチュ
    ネル、フレデリック・ルサール、稲庭彩和子、福原義春

15:20 休憩
15:30 パネル・ディスカッション(続)
16:10 休憩
16:30 ワールド・カフェ「明日への一歩」講評:山梨俊夫
17:50 クロージング
17:55 閉会挨拶:福原義春

○かながわ国際交流財団
http://www.k-i-a.or.jp/index.html
○湘南国際村センター
http://www.shonan-village.co.jp/

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02/04/2010