古屋誠一展 Aus den Fugen…ヴァンジ彫刻庭園美術館

2010年、東京都写真美術館でも個展開催。2010年5月21日(金)〜8月31日(火)
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静岡県西伊豆に生まれた古屋誠一は大学を卒業後、シベリア経由でヨーロッパに渡り、1978年にオーストリアのグラーツで妻となる女性、クリスティーネ・ゲッスラーと出会います。1983年頃から精神を病んだクリスティーネは、息子と3人で住んでいた東ベルリンのアパートから身を投げて自ら命を絶ち、共に暮らす女性を撮影するという日常的な営みは、突然の中断を余儀なくされます。妻の死から4年後、手元に残された亡き妻のポートレイトは、古屋の手によって写真集『Mémoires』として世に出されます。その後、彼女の姿は「写真家古屋誠一」と切り離せないものとなっていきました。幾度となく印画紙に焼き付けられていくクリスティーネの姿は、「死後の生」を与えられ、古屋の撮る写真にも影を落としているようにも見えます。安定して流れる時間の中に、絶えず過去が侵入してくるような場所において、古屋は写真の中に何を見、「死後の生」を生きる者からの眼差しにどのように応えるのでしょうか? 
展覧会タイトル「Aus den Fugen」はシェイクスピアの『ハムレット』で主人公が父親の亡霊と出会った時の台詞、「The time is out of joint(時間の蝶番/ちょうつがいが外れてしまっている)」のドイツ語訳の一部からとられています。

本展は2007年、ヴァンジ彫刻庭園美術館での展示を再現。一部未発表作品を含みます。
(ヴァンジ彫刻庭園美術館HPより)
http://www.vangi-museum.jp/002_kikaku/furuya.html

会期:2010年5月21日(金)〜8月31日(火)
休館日:水曜日
時間:10:00~18:00
会場:ヴァンジ彫刻庭園美術館
http://www.clematis-no-oka.co.jp/access/index.html
入館料:
大人1200円
高・大学生800円
小・中学生500円

○ヴァンジ彫刻庭園美術館
http://www.vangi-museum.jp/
○クレマチスの丘
http://www.clematis-no-oka.co.jp/main.php

関連記事:
○古屋誠一 メモワール. 「愛の復讐、共に離れて……」…東京都写真美術館
http://shintoshokanlab.kobe-du.ac.jp/node/35372

05/25/2010