神戸芸術工科大学アジアンデザイン研究所開設記念第1回国際シンポジウム「動く山―この世とあの世を結ぶもの」…神戸芸術工科大学

アジア各地の祭礼でみられる「山車」や「輿」をテーマに研究所開設記念シンポジウムを開催。2010年6月12日(土)
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アジア各地の祭礼や儀礼には、さまざまな「山車」や「輿」、あるいは「舟」が曳きだされる。
山車や輿の多くは、山を象り、造形されている。「聖なる山」を模した山車(輿)は、「動く山」として、また、舟を模す舟形の山車は、彼岸や他界と現世を結ぶ「乗りもの」として、神霊や死者の霊を招き、そして送りだす「依り代」となる。アジアの山車は、広くアジアの宇宙観と結びつき、今なお人びとの生活のなかにいきづいている。
このシンポジウムは、アジア各地の山車をテーマに、インド、タイ、台湾、シンガポール、
イランの研究者を招き、山車にこめられたアジアの神話的・宗教的・文化的造形のデザイン語法を探究する。
アジアンデザイン研究所は、「アジアのかたちとデザイン」を総合テーマとし、次世代の未来をひらくアジアンデザインの方法論を創出することを目標として二〇一〇年四月に開設された。
生命力にみちたアジア独自のデザイン語法の追求、アジア文化が抱きこむ豊かな造形力の再発見などがテーマとなる。
二〇〇九年六月には、日本の代表的な山車のひとつである太鼓台(瀬戸内海沿岸に分布する)をテーマとするシンポジウム「太鼓台は宇宙山」を開催した。
開設記念の国際シンポジウムは、視点をアジアへとひろげ、日本とアジアの山車文化の関連性、デザインの特徴、神話や宇宙観とのかかわりを明らかにする。
(神戸芸術工科大学HPより)
http://www.kobe-du.ac.jp/news/asian-design/11535/

日時:2010年6月12日(土)10:00~18:00
会場:神戸芸術工科大学吉武ホール
http://www.kobe-du.ac.jp/about/access/
入場無料・要参加申込
お申込/お問い合わせ先:
神戸芸術工科大学アジアンデザイン研究所
Email:riad@kobe-du.ac.jp(担当:黄國賓、佐久間華)

スケジュール:
第1部 報告 10:00~12:00
黄國賓(神戸芸術工科大学大学院助手)「中国・祭礼の鼓亭、抬閣。竜が運ぶ山車」
ナンシー・タケヤマ(シンガポール・南洋理工大学准教授)「バリ島の神輿。山と水の象徴性」
モジュガン・ジャハナラ(イラン・芸術大学准教授)「イラン 殉教者を称える生命樹の山車」
進行:今村文彦

第2部 講演 14:00~16:00
杉浦康平(神戸芸術工科大学アジアンデザイン研究所所長)「山は動く。聖なるもののダイナミズム」
キルティ・トリヴェディ(インド工科大学・IDC教授)「インド寺院の山車。巡行儀礼が示す宇宙性」
ソーン・シマトラン(タイ・シルパコン大学アートセンター所長)「タイ王室の葬儀車。霊魂を天界に運ぶ」
進行:山之内誠

第3部 ディスカッション 16:00~17:00(予定)
「アジアのかたちとデザインの可能性」
パネリスト:
キルティ・トリヴェディ
ソーン・シマトラン
齊木崇人(神戸芸術工科大学学長)
杉浦康平

○神戸芸術工科大学アジアンデザイン研究所
http://www.kobe-du.ac.jp/about/organization/asian_design/
○神戸芸術工科大学
http://www.kobe-du.ac.jp/

05/31/2010