「沖縄マンガ」展…沖縄県立博物館・美術館

戦後沖縄の復興とともに始まる沖縄マンガ。沖縄の歴史と文化を背景に制作される独自のマンガ表現を紹介。2010年7月1日(木)〜8月29日(日)
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時代や社会、人々の深層心理を反映させながら日本独自の発展を遂げたマンガ。今や日本はマンガ大国として世界にその名を轟かせています。複雑化・多様化した今日の芸術・文化状況のなかでも、マンガは際立った存在感を放ち国内外のアートシーンにおいて高い注目を集めています。こうしたなか沖縄でもマンガは多く描かれ、全国でも個性的なマンガムーブメントを生み出してきました。
「沖縄マンガ」の歩みは戦後沖縄の復興とともに始まります。渡嘉敷唯夫、砂川友弘へと続く風刺マンガの系譜。新里堅進、比嘉慂ら沖縄の歴史性を追求した固有ジャンルの確立。砂川しげひさ、なかいま強、仲宗根みいこ、田名俊信、山咲トオルなど全国区で活躍する作家たちの登場。また全国でも珍しい沖縄発スーパーローカルマガジンと称して80年代に発行された『コミックおきなわ』は沖縄の強烈な個性を放ちました。さらにアマチュアに視野を広げるとウェブマガジンや高校生のマンガ甲子園での活躍も目覚ましく、沖縄のマンガ文化の層は厚く未知数のパワーが渦巻いています。
このように多様性に溢れ、エネルギッシュなマンガの小宇宙が広がる「沖縄マンガ」の世界を通観し、そこに描きだされた幾多の「沖縄」に注目していきます。そして沖縄という「磁場」で繰り広げられるマンガの全体像を浮かび上がらせるものといたします。また本展では現在活躍中のマンガ家たちが新たな創作を試み、展示空間に挑みます。
さらに近年注目されつつある「マンガと文化産業」という観点からも、「沖縄マンガ」は地理的・文化的にも大きな魅力を持っているといえます。この企画では展示とともに様々なイベントを行い、「読み物としてのマンガ」という従来の概念を超える「マンガ表現」の可能性を切り拓いていきます。
(沖縄県立博物館・美術館HPより)
http://www.museums.pref.okinawa.jp/art/topics/detail.jsp?id=494

会期:2010年7月1日(木)〜8月29日(日)
休館日:月曜日(7月19日は開館)、7月20日(火)
時間:9:00〜18:00(金・土〜20:00、入館は閉館30分前まで)
会場:沖縄県立博物館・美術館企画ギャラリー
http://www.museums.pref.okinawa.jp/guidance/access_price/index.html
観覧料:
一般800円
高校・大学生500円
小・中学生300円

○沖縄県立博物館・美術館
http://www.museums.pref.okinawa.jp/index.html

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06/14/2010