景観の彫刻-庭- 笹谷晃生展…美濃加茂市民ミュージアム

2011年9月16日(金)~10月23日(日)
神戸芸術工科大学教授・笹谷晃生氏の個展。

会期:2011年9月16日(金)~10月23日(日)
休館日:月曜日(ただし9月19日、10月10日は開館)、9月20日(火)、9月27日(火)、10月11日(火)
時間:9:00~17:00
会場:美濃加茂市民ミュージアム企画展示室、美術工芸展示室
http://www.forest.minokamo.gifu.jp/access/access.html
入場無料

■美濃加茂市民ミュージアム
http://www.forest.minokamo.gifu.jp/index.cfm

内容:
美濃加茂市民ミュージアムでは「芸術と自然」という観点から、現代美術の展覧会を開催し、滞在制作やワークショップを通じて市民と作家が交流する場を提供してきました。今年度は神戸市在住のアーティスト・笹谷晃生(1953年-)を紹介します。
1977年に東京藝術大学美術学部彫刻科を卒業した作家は「環境」をテーマとした制作を続けています。銅や鉄、陶やガラスを用い、植物や雲、大気や湿度といった人を取り囲む自然の現象に着目した彫刻を多数手がけてきました。その評価は高く、1992年にKAJIMA彫刻コンクール金賞を受賞、1998年にはタカシマヤ美術賞を受賞しました。1980年代末以降には美濃加茂市太田町にありましたギャラリーFで個展を重ねて開いており、美濃加茂市にゆかりのある作家の一人です。大学卒業後の関東地域を中心とする創作活動と作品発表の後、現在は神戸芸術工科大学の教授を務め、関西や名古屋を中心としてその活動を展開しています。 
笹谷晃生が手がける彫刻には、硬質な素材の肌合い、鋭い垂直線、曲線による有機的なかたち、様々な表情をみせる作品には、洗練された美しさが宿っています。しかし作家は彫刻を制作するだけではなく、作品を置いたときの空間の「景観」を強く意識してきました。その表現の根底には、日本の伝統的な自然観を感じることができます。日本の空間芸術のひとつである庭は、自然の姿を思い描きながら石や草木を理想どおりに配置し完成されます。制作者は時には心地よい生活空間を作り出すために、庭の外に広がる自然風景をも背景に採り入れるなど、あるがままの自然の姿を創作の一部としました。笹谷晃生は、そうした古来より根付いている自然への潜在的な感覚に、今日的な環境に対する意識を重ね合わせ、独自の世界観を表現しています。
この展覧会では、複数の作品によって構成されるインスタレーションを発表します。「景観の彫刻―庭―」と題して、作家は室内空間でありながら彫刻群によってつくりだされる庭園を構想し、日常とは異なる時間が流れる空間の実現を目指します。
現代を生きる私たちは、自然に関する様々な課題を持ち続けています。私たち自身の在り方が問われる今、自然とともにある人の創作の原点のひとつを見つめなおすことができればと思います。森の木々に囲まれたミュージアムで、笹谷晃生が作り出す「庭」をお楽しみください。
(美濃加茂市民ミュージアムHPより)
http://www.forest.minokamo.gifu.jp/tenrankai/23/2011_05.html

09/02/2011