石子順造的世界 美術発・マンガ経由・キッチュ行…府中市美術館

2011年12月10日(土)〜2012年2月26日(日)
評論家・石子順造の眼を通じて1960年代から1970年代にかけて日本文化を概観。

会期:2011年12月10日(土)〜2012年2月26日(日)
休館日:月曜日(ただし1月9日は開館)、12月29日〜1月3日、1月10日(火)
時間:10:00〜17:00(入場は閉館30分前まで)
会場:府中市美術館
http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/access/index.html
観覧料:
一般700円
高校生・大学生350円
小学生・中学生150円
未就学児及び障害者手帳をお持ちの方は無料

■府中市美術館
http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/index.html

内容:
美術評論を主軸としながら「表現」と呼ばれる領域を生活者のレベルから具体的に捉えようと試み、いわゆる「美術」を超えてマンガや演劇、芸能、果ては誰も気にとめない「ガラクタ」の類(たぐ)いにまで論の対象を広げた評論家、石子順造(いしこじゅんぞう)(1928年~1977年)。
美術館としては例外的にひとりの評論家を取り上げ、きわめて多岐にわたるその視点を紹介するとともに、石子(いしこ)の眼を通じて1960年代から1970年代にかけての、ひいては日本の文化を眺め、見直します。

1 美術 〈表現の近代〉を撃つ!
1965年、30代も後半を迎えた石子(いしこ)順造は美術評論家として実質的にデビュー。猛スピードで同時代の美術論に邁進(まいしん)します。
展示冒頭では、石子(いしこ)が論じた作家たちを紹介し、石子(いしこ)が企画に関わった「トリックス・アンド・ヴィジョン展」(1968年)を最新の調査をもとに一部再現します。

2 マンガ 「青い目」を開く作家たち
石子(いしこ)のデビュー期はマンガブームが起こった時代と重なります。生活に密着した表現を求めてマンガを論じ、そこに批評眼(「青い目」)を見て取った石子(いしこ)。特に劇画や『ガロ』誌に寄稿した作家に注目しました。
伝説の作品、つげ義春(よしはる)「ねじ式」原画全一話分を初公開。

白土三平(しらとさんぺい)、水木(みずき)しげる、林静一(はやしせいいち)など数々の漫画家たちを紹介します。

3 キッチュ 匿名表現のかなたへ
石子(いしこ)の本領発揮となる活動期後半を集約するのがキッチュ論です。「まがいもの」「通俗物」などと訳される「キッチュ」は定義の難しい用語ですが、石子(いしこ)は造花や銭湯の背景画といった幅広い民衆の表現をこの用語でひとくくりにして論じ、「近代」が切り落としてきた表現から「現代」を照射しようと試みます。
まがまがしくもにぎやかな展示にご期待ください。

注記:本展覧会の他の会場への巡回はありません。
(府中市美術館HPより)
http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kikakuten/kikakuitiran/ishiko/index.html


12/07/2011